俺のはいすくーるらいふ

ささやかな世界へようこそ...

D2葛藤の渦の中

普段の何気ないことでも苦労するそんな男子高校生の俺物語。

Welcome to my world

 

高校に入りようやく授業にも慣れ友達もそこそこできた俺だが実はある悩みを抱えていた。え、何かって?もちろんかっこよくなりたいとかスポーツ万能になりたいとかではない。それはこの物語の作者の悩みだ。

 

答えの前に読者さんに質問です。あなたには彼女がいますか?

もしいるのならば爆発しろ。そんな裏切り者に興味はない。

 

実は俺、女子と話せないんだ、、、

 

画面の向こうでは鼻で笑った人もいるだろう。しかしこれは弁当忘れるのと同じくらい大事なんだ。女子と話すとオドオドし目も合わせられない。こんな性格で小中を過ごしてきたので当たり前だが彼女はできたことがない。これは作者と俺との共通の悩みである。

 

そして朝、HRで担任の先生が悪魔の死刑宣告のように囁いた。

「今日の放課後くじ引きやるからHR後少し残ってくれ。」

ここで学生ではない人のために説明するとくじ引き_それはすなわち席替えを意味する。俺の学校生活で一番嫌いなイベント?だ。なんせ俺の人見知りは尋常じゃないからね。

でも俺も健全な高校生。話せなくても可愛い娘のとなりがいいなぁとか考えちゃう。

男も複雑で大変なのだ!

 

朝からそんなことがあったから俺の頭の中は過半数が席替えのことを占め、授業はぜんぜん頭に入ってこなかった。寝ていたわけではない。目をつぶって考え事をしていたのだよ。

 

席替かぁ。そんな複雑なことを考え食べる昼飯、美味しいわけがない!

うぅ、ハンバーグ好物なのに、、、

 

そして放課後、掃除を終えたおれは重い足取りで教室へ。手が濡れているのは持っている雑巾のせいではない、手汗だ。

 

恐る恐る引いた番号は14番。一列7人なので俺の隣は21番である。俺は筆箱の中身で魔法陣(中学の友人に伝授された)を作り懸命に可愛い娘の名前を心の中で叫び続ける。神様仏様!!

 

「21番 ○○くん」

「...」

女の子ですらなかった。時間と青春をかえせぇぇぇ

その日から初詣には二度と行かないと決心した。