俺のはいすくーるらいふ

ささやかな世界へようこそ...

はじめまして。俺の高校生活へようこそ!今回第一作目なので俺の高校受験の物語。

Welcome to my world...

 「D1 解放と不安」

 

中3の夏休みを迎えてから半年、とても長かったなぁ…

 

受験が終わり最近ボーっとすることが増え、今日もまた部屋の窓から外を見ていた。

つい先日まで寒かったにもかかわらず、ここ2,3日は気温が上がり続け、半袖で歩いている人もいる。地球温暖化が心配だ。

先日、俺は高校入試を終えた。後は結果を待つだけなのだ、じたばたしてももう遅いのだが結果が心配だ。試験が終わってから親に「出来はどうだった?」と聞かれるが自信はない。落ちていても仕方ないような出来であった。記号問題は鉛筆転がしましたなんて口が裂けても言えないのだよ。

そんな解放感と不安を抱え俺は学校へ向かった。今日は合格発表の前日だ。そんな不安な時になんで学校があるんだ!

教室につくとやっぱり公立組の人の表情は複雑だった。

テスト完璧でしたーそう思っている人がいないところが我がクラスのいいところだ。でも、家族だけでなくクラスメイトも俺が無謀な受験をしたことは知っている。

「あいつは絶対受からない」と思われている状態で見事合格してこそのヒーローなんだ!

俺は仲のいい友人とテキトーにしゃべって下校した。授業は聞いたが記憶にない。

入試が終わったんだから授業はどうでもよかった。通知表も関係ないしね。

僕の親友も自分と同じ高校を受けた。俺より自頭がいいので彼は受かっているだろう。俺だけ落ちてたら…うぅ気が重い。

そして発表当日を迎えた。今日はその親友と結果を見に行く予定だ。しかし彼は集合時間になっても現れない。

何やってんだあいつ...俺は通話ボタンを猛プッシュ。そして彼が出たのは俺の指が釣るギリギだった。

「何やってんの?いまどこ?

「悪い寝坊した(笑)先行っててくれ。」

余裕でいいですね!俺は電話を叩き付けるように切り学校へ。

 

自転車で30分、俺が受けた学校は家からとても近い。早く出たつもりだったか着くともうかなりの受験生がいた。自分の番号があり喜んでいる者、なくて泣き崩れる生徒を押し抜け俺はボードを見上げた。

「1412,1412....アッタ!!」

俺の番号はあったのだ、あれだけ自信ないと言いふらしていたのに、するとつかの間、ポケットが震えた。友人からだ。

「もしもし、俺今来たんだけど、、、落ちてた。お前もだよな?」

なんて答えよう、、、受かってたとは言いづらい、、、

人生最大の修羅場かもしれない。